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アテンドスタッフの声

 「アテンドスタッフという仕事について」書かれたアテンドスタッフの言葉です。

 私は、DIDのアテンドスタッフやバースタッフは、障害を個性として活かしながら働ける仕事だと思っています。そういった意味では、按摩士や鍼士、音楽家と言った仕事と肩を並べることができると思います。正直、狭き門だと思うことはあります。視覚障害者であれば誰でもOKと言うわけには行きません。ある程度の能力や、その場その場での臨機応変な対応が求められます。しかし、だからこそ、1日や1回が楽しくてしかたありません。もう、笑いが止まりません。誇りを持って視覚障害者してきた人であれば、きっと楽しんでこの仕事をしていけると思います。
私が始めてDIDで働いたとき、「あらゆる年代や性別の人たちが求めている、まったく新しい何かを提供しているんだ」と感じました。視覚障害者としての感じ方や考え方、その他多くの事柄が、潜在的に社会に求められているんだと思います。

松村道生


アテンドと言う仕事
「アテンド」という仕事には、必須となる役割がいくつかあります。ツアーのタイムキープをきちんとすること、コース全体はもちろん、複数いる参加者全員の所在地を的確に把握することなどです。最も大切な役割は、急に真っ暗な空間に放り込まれた体験者の不安を取り除くこと、そして視覚以外の感覚を味わってもらったり、円滑なコミュニケーションの手助けをすることです。
「アテンド(attend)」と言う言葉を英和辞書で引いてみると、いくつも意味が出て来ます。メジャーなところでは、「世話をする」や「着きそう」、「寄り添う」。そして「注意を払う」や「注意して聞く」と言う意味もあります。
私がこのアテンドと言う仕事をする前は、急に真っ暗な環境になることで、必至に明るい出口を目指す、いわばサバイバル的なイメージがありましたが、実際は違いました。足下の感覚を楽しむ人、やたら木や壁を触る人、聞こえて来る音に耳を傾ける人、初対面であるかどうかにかかわらずツアーの仲間と近くにある物を互いに知らせながら会話を楽しむ人たち…。がむしゃらに一つのゴールを求めるというより、真っ暗なその場を楽しむ参加者がいました。日頃身の回りが明るいか暗いかに関係なく行動できる全盲の私が、それを特技として人を楽しませる事ができる仕事があることが分かりました。

桧山 晃


私はアテンドをしていると自分の心が元気になっていくような気がします。
真っ暗闇の体験ツアーの中でお客様は実にさまざまな姿を見せてくださいます。
「あっ・・・」とか「水だ!」などちょっとした言葉の中にでも大きな心の動きを感じることができます。自分の耳や手などで何かに気づいたり、人と声を掛け合う中で何かを発見したり感じたりするときに動く心の力はとても生き生きとしています。アテンドをしているからこそその一瞬一瞬の心のきらめきに触れることができます。こちらまで引き込まれて何度も案内している会場内であってもなんともいえない新鮮さを感じつつわくわくした気持ちになります。お客様の生き生きとした心に側で感じられることは私にとって幸せな時間です。
これからも、お客様とともにわくわくしたり楽しく笑ったりできるようなアテンドができたらいいなと思っています。

瀬戸洋平


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