導入事例
ヤマトシステム開発株式会社
増田修一郎 様、池滝浩昭 様、佐々木征治 様、金子武史 様

【職員研修】研修テーマ:チームビルディング


《エマージェンシー プログラム》
東京営業所内の中心メンバーのみなさまに、2チーム×3回に分けてご利用いただきました!

(写真左から)地域統括営業本部 東京支店 東京営業所 増田修一郎 様、池滝浩昭 様、佐々木征治 様、金子武史 様
増田修一郎 様、池滝浩昭 様、佐々木征治 様、金子武史 様

チーム内だけでなく、横のつながりも深めることで組織全体を活性化させる

ダイアログ・イン・ザ・ダーク会場が浅草橋「Tokyo Diversity Lab.」に移転後、新たにスタートした「エマージェンシー」プログラムをご利用いただいたヤマトシステム開発さま。さまざまなグループから中心メンバーが集まり、横のつながりを深めるため「チームビルディング」をテーマにご体験いただきました。研修ご担当の歳清様、そして実際に研修を受けられた4名のみなさまに、アテンドの足利(らんらん)とともにお話をうかがいました。

【Tokyo Diversity Lab.】では初めての「エマージェンシー」プログラムをご利用いただきありがとうございます! 今回はどのような経緯でご利用いただいたのか、狙いなども教えていただけますか?

歳清様「当社の執行役員が、長期の外部研修(※世界に通用する次世代リーダー教育・社会啓発を目的とした特定非営利活動法人)を通じて御社のプログラムに参加する機会があり、大いに感銘を受けたことが最初のきっかけです。緊急時では、普段仕事で活躍しているビジネスマンがいつもの力を発揮できず、逆に普段目立たないおとなしい人が活躍することがあります。今回のような暗闇の中では相手を思いやり、利他的に行動することが必要であることからも、当プログラムはまさに人間力を磨くことのできる貴重な機会であると考え、当社でも利用しました。特に今回参加させていただいた東京営業所は、当社の中でもトップの業績を誇る営業所であり、多くの営業担当者が在籍しています。現状の課題としてベテラン社員と若手社員の意思の疎通があげられますが、今後も継続して多様な人材が互いを認め合い一体感をもって組織目標を達成していくためには、チームビルディングが必要不可欠であると考えました。 

私は今回の研修の利用前に暗闇ワークショップの体験会に参加させていただき、幅広い年齢層、知らない方同士でプログラムを受けましたが、個々の『価値観』に違いがあり、与えられた課題を解決するのにとても苦労しました。異なる価値観を共有することで互いを理解し、その上で何が必要かを各自が見つけてほしいと考えています。ベテラン社員はこれまでの成功体験を通じて築きあげてきた仕事のスタイルや物の考え方、価値観があります。しかし、プログラムを通じて、その価値観がそのまま若手に通じるとは限らないことに気づいてもらうと同時に、自分の価値観を押し付けてしまうことで相手の価値観を壊してしまうかもしれないという点にも気づいてほしいと思います。今回のプログラムは“エマージェンシー”という特殊な環境下だからこそ、人と人がつながる様々な価値観を見つけてほしいと考えています」

ありがとうございます! 「エマージェンシー」プログラムは、暗闇内で“非常事態”という設定でいくつか課題が出されたかと思います。参加されたみなさん、実際体験されていかがでしたか?

佐々木様(以下、敬称略)「研修を受けて思ったのは、何も見えない状態で人に伝えることがとても難しいということでした。自分が思ったことと、他の人が思っていたことがだいぶ違うことがわかったり、研修の後に情報共有することで、自分が気づかなかったことを再認識できたりしました。研修の最後に、気づきを記入するアンケートに『相手の話をよく聞く』と書いたのですが、普段から言いっぱなしにならないように、相手が言わんとしていることを言葉の上だけではなく、もうちょっと深いところまで考えた上で話をしようと実践しています」

金子様(以下、敬称略)「私は、研修の途中でグループを離れられなければいけない役(※プログラムによるもの)になったのですが、その時一番気になったのは、他のメンバーはどうしているのか、そして私のことをどう思っているだろうということでした。その経験を基に業務でも、チームで一緒に働いているメンバーに対して、目の前にいて話す時は相手の反応を見ながら話はできますが、いない場合にも、相手に対し私の意志や考え方がきちんと伝わっているかどうか、都度確認しながら話すようになりました。また、常に相手の立場に立つことを心がけています」

足利(らんらん)「突然グループを離れることになって、驚かれたのではないですか? 災害時には想定外のことがいろいろ起こりますよね。研修途中でチームから突然離脱しなければならなかった時、どんなお気持ちになるのか、考える時間がすこしあったかと思いますが、それを後にお伝えいただくことで、他のみなさんの気付きにもなっていたと思います。ありがとうございました」

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増田様(以下、敬称略)「うちのチームはけっこう賑やかな人が多くて(笑)、暗闇では声と感触しかわからないので最初は自分も喋っていたのですが、そのうち、喋りすぎるのもよくないと感じたんです。話さない人がいることに気づいて、こちらから声かけするようにしたり、他の人の話をもっと聞こうと思うようになりました。それぞれの性格を知っておかないと、コミュニケーションもうまくとれないですね。今回同じ役職同士で体験したことで、互いのことをもっと知っていれば、密なコミュニケーションもとれたのではないかとも思いました。そして、暗闇の中や災害時には、一人では何もできない。みんなで助け合うことで1つのことを成し遂げたり、目標を達成したりすることができるということも気づきました。あと、個人的なことですが、自分の感度を高めたいと思いました。電車に乗っている時、これまではスマホを見てばかりでしたが、これからは周りを見て、困っている人がいたら率先して声をかけるなど、色々なことに気付いて行動できるようになろうという思いが強くなりました」

池滝様(以下、敬称略)「暗闇で視覚に頼れなくなったことで、これまで一方通行の発信しかしてこなかったと改めて思いました。その中で●●さんならこの局面でどう行動するだろう、そうしたことも考えた上で、自分の立ち位置を意識して、どう動くか考えました。また、相手を知ろうという気持ちを持たないと、コミュニケーションがとれません。見えてしまうと視覚に頼ってしまいますが、日常でも、相手側がきちんと理解しているかどうかを確認するなど、自分の意識を変えていこうと思っています。あと、暗闇ではその人の本当の個性が出るなと思いましたね。どんな人なのだろうと楽しみながら観察する自分がいました」

金子「普段の業務ではチームごとに成果を上げられるように活動しているので、なかなか横のつながりを作ることが難しいのですが、今回の研修で、チーム以外の人と横の関係性ができたことで、縦と横、両方つながれば、組織としてもっと強くなると思いました」

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ありがとうございます。研修での気付きを、すでに日常で実践されていらっしゃるのですね!

金子「研修の1〜2か月前から、係長職のメンバーで毎月1回ミーティングを実施していたのですが、研修を受けてから感じたのは、そのミーティング自体が、月を追うごとに内容が濃いものになったということでした。さまざまな議題が挙がっていく中で、研修を受けたことで横のつながりを深められたことが大きいと思います」

増田「東京営業所内全体でどうなのかと思ったとき、もう少し周りの人をしっかり見る、聞く、そういうところにアンテナを広げようと意識して行動するようになりました。今回の研修は災害時の想定でしたが、日常の忙しい時も同様に心がけないといけないと感じています。気付きのカードには『一息つく』と書いたのですが、なにかが起こった時にも一拍置いてから、考えて行動するよう心がけるようになりました。研修中は何も考えず思った通りに行動して失敗しましたから…(笑)」

池滝「私はふだん、業務指示を出す側の人間ですが、指示の出し方が、相手の境遇を考えて、表現の仕方とか期間の持ち方とか、しっかり意識するようになったかなと思います。指示しただけであとはよろしく、ではなく、品質の高い成果物をアウトプットするために依頼者と実行者がどのように歩み寄ればよいかを意識するようになりました」

佐々木「研修後の気付きは人それぞれで、より広い視野で物事を考えるように、少し意識して行動するようになりましたね。これまで自分たちのチーム、縦割りの意識が強かったので、そうした人達を集めて研修するのは、効果がありますね。この研修は、同じ社内であってもあまり横のつながりがない人同士で体験するのが、より効果があるように思いました」

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研修が、業務にも生かされているのは素晴らしいですね…。本日は嬉しいお話をありがとうございました!

(※2018年2月取材)

    〜研修後のアンケートより(緊急時に必要なこと、感想や気づきなど)〜
  • 「周囲への心配りが大切! 同じ状況を共感し、助け合うことで問題を解決できると感じた」
  • 「自分の状況と相手の状況を的確に伝え合うことが大切。いざという時の対処方法として非常に参考になった」
  • 「周囲とのコミュニケーションが必要。アピールではなく相手のケア、思いやりが重要」
  • 「自分の力だけでは限界があるので、チームで協力することが必要。思い込みをせず、いろいろなことを想定しておけば、想定外の時のショックは小さい」
  • 「暗闇という非日常の中で、どう行動することが大切かを知ることができた。普段の生活の中でも生かしていきたい」
  • 「状況把握と落ち着きが大切。限られた情報で安全な行動をしなければいけない。緊急時だからこそ、落ち着いて行動する必要がある」
  • 「周りの人の存在がいかに大切か改めてわかった。今後に生かしていきたい」
【ヤマトシステム開発株式会社】www.nekonet.co.jp
1973年、大和運輸(株)(現・ヤマトホールディングス(株))より分離。宅急便システムの開発・運用を行い、ヤマトグループで展開する多彩なサービスをITで支える。現在はグループの枠を超え、さまざまな業界でICTを切り口としたビジネスを展開。システム開発、システムインテグレーションサービス、ネットワークコンピューティングサービス、 物流情報サービス、情報処理サービス、機器販売、ISP・ASP事業ほか