導入事例

数あるブランド商品を生活者視点で横断的に研究されている飲料・食品メーカーの商品開発部門の皆さまに、自社製品のテイスティングを目的に暗闇をご利用いただきました。

味覚の「勉強」にDIDを利用
シーン・シチュエーションによる味覚の違いに大きな発見

Q. まず、DIDをお知りになったきっかけを教えていただけますか?
当社のグループ会社が、昨年DIDに協賛したことを聞き、存在を知りました。暗闇のなかで飲食をすると味の感じ方が違う、という話だったので興味をもったのがきっかけです。

現在私が所属するグループは、ひとつの嗜好品を開発する部門ではなく、生活者の視点に立ってどのような価値を提供できるかを、カテゴリー横断的に開発しているため、様々なシチュエーションの中でテイスティングを行っています。グループメンバー全員、まったくの暗闇のなかで飲食をした経験はないので、そのひとつのシーンとして体験してみました。

Q. 実際にテイスティングを行った感想は?
明るいところとは、苦み、甘みの感じ方が大きく変わり、全体的に強く感じられました。また複雑な香りも鮮明に感じられたと思います。反面、いつも飲みなれているはずの飲料が、味の感じ方の違いから判明しづらいこともあり、普段いかに視覚に頼っていたのかということに気づかされました。また、暗闇に慣れた最後のほうよりも、暗闇に入ってすぐにティスティングをしたときのほうが、全体的に苦味を強く感じました。

私以外にも同じように話しているメンバーも多く、精神状態や体調によっても味覚の感じ方が大きく変わるのだと、実感しました。そのほかにも、味や香りだけでなく、普段はあまり意識しない質感や触感のなども強く感じられたと思います。以前より理解していたことではありますが、環境や温度、シーンなどによって人の感覚は大きく変わるということが身をもって体験できました。

Q. 今後の利用価値としてはいかがお考えでしょうか?
ひとつのフレーバーの開発、味の開発だけではなく、容器の質感やデザインなどを含めた大きなテーマをもった商品開発にいきるのではないでしょうか。また、五感を刺激する商品だけではなく、視力の落ちてくるシニア層に向けた商品開発やユニバーサルデザインの商品開発にも大いにいかせると思います。