導入事例
東京海上日動火災保険株式会社様

保険業界のリーディングカンパニーとして、創業から130年以上歴史のある東京海上日動火災保険様。「お客様からの信頼を第一」として、常に行動ができる社員を育てるために、新入社員研修の一つのプログラムとして導入いただきました。

社員の「気づき」を会社全体の力に

Q. 今回、DIDの研修を導入された背景を教えてください
小西様: DIDを知ったのは、「おもしろい暗闇研修があるぞ」と、ある先輩の紹介がきっかけなのですが、DIDを体験した社長の隅から「大変気づきの多い体験。ひとりでも多くの社員に体験させたい内容」とサジェスションがあり、参加したのがスタートです。

人事の複数メンバーも体験し、それぞれがそれぞれに気づきを得て、さらにその気づきが深く浸透し、記憶に刻まれていく。そういう懐の深い体験ができるDIDには、これまで感じたことのない不思議な魅力を感じましたね。突きつめれば、それぞれが感じる気づきの本質は同じなのでしょうが、一人ひとりの価値観、あるいは感じ方に応じて気づきが異なってくる……、これは本当に体験してみないとわからない不思議な世界です。

私はすでに3回体験しましたが、毎回、新たな気づきがあり新鮮です。DIDはリピーターが多いというのも頷けますね。私自身が初めて体験した際は、アテンドである視覚障がい者の方から伝わってくる「力強さ」、あるいは圧倒的に磨かれた「五感」の存在、そのようなものを強く感じました。それまで自分が無意識のうちにもっていた、“弱い人”“かわいそうな人”といった感情が消えさり、フラットな関係に立っている状況を実感したことをはっきり覚えています。暗闇の中では、本当に力強い、頼りになるリーダーでしたよ。

竹田様: 私は、ビジネスワークショップの体験はなく、一般のユニットに参加しました。個人的に人見知りするタイプなのですが、世代も性別も違う初対面の方々とDIDを一緒に経験し、すぐにお互い打ち解けることができたことには驚きました。たった90分間の体験にもかかわらず、暗闇をでてからも皆との会話が止まらず、とても面白い世界を体験できたと思いました。

小西様: 体験型研修のビジネスワークショプは、同じ組織の上下関係がある者で参加しても、効果は少ないと思いますね。見知らぬ人同士、あるいは上下関係がないフラットな関係の者が参加すると、素直にお互いの存在を認め、相互に理解し、支えあう関係が自然にできあがっていく……。何も変な気も遣わず、裸の個性が素直に表れ、結果として多くの気づきが得られるんですね。そういう観点もあって、「当社に今年入社してきたばかりの新入社員を対象に実施するのが、気づきが大きいはずだ」ということで導入することにしました。

竹田様: 過去の座学中心の新人研修をゼロベースで見直し、「感じる・体験する」ことを重視した研修にしたいと考えていましたので、研修の目的にも合致し、非常にタイミングよく導入することができました。

小西様: 体験すると圧倒的にチームに一体感が生まれることを考えると、「チームビルディング」的な要素がつまっていて、本来なら研修初期の段階で実施した方がより効果が大きかったとは思います。しかしスケジュールが合わず、今年は「まずはやってみる」ことを優先し、研修日程の終盤での実施となりました。それでも予想していた通り、参加者の気づきは多く、満足しています。今後は、初期段階もしくは内定段階で導入することも選択肢に入れて、効果的な実施のタイミングを検討したいと思っています。

Q. この研修の狙いは?
小西様: 参加者に対しては、先入観を与えたくないため、あえて明確にしませんでしたね。主催者の思いとしては、「参加者それぞれの異なる気づきをシェアすることで、新たな気づきが生まれる」とシンプルに考えていたので、DID体験をつうじて、一人ひとりが何かを感じて、それをどう活かすかを自ら考えること。自分が気づいていなかったものに気づいてもらえれば、ほぼ成功です。

その気づきが人としての幅や奥ゆきの広がりにつながり、そういった社員が一人でも増えていくことで、お客さまや代理店をはじめ人との接し方に幅が生まれ、結果、仕事の質があがっていくでしょうし、社員の人間力も強くなって会社全体の力につながっていくのだと思います。

参加者そえぞれに気づきがあり、記憶に残る体験

Q. 研修後の成果はいかがでしたか?
竹田様: 暗闇体験後、約2時間半しっかりと振り返りの時間を設けていただいたので、気づきという点ではそれぞれたくさんあったようですが、具体的な行動変化までは判断するのが難しいですね。

DIDだけの効果ではないかもしれませんが、ちょうどこの頃から新入社員たちが「正解は何ですか?」と答えだけを求めてくることが急に減ったような気がします。世代の特徴なのか、入社当初はすぐに正解を知りたがり、それがないと不安で応用を利かせることができないようなメンバーが多かったのですが、自分で感じ、考え、行動しなければいけないと実感したようで、それ以降、言い訳が非常に減ったと思います。

また、結果論にはなってしまうのですが、研修終盤にDIDを体験させたことで、まだまだ何もできていない、わかっていない自分に気づくこともでき、正式配属場所への赴任前に改めて初心に戻ることができたのではないかと思います。入社して3ヵ月半ほどの研修を乗り越えて、少しは相手目線・お客様目線に立てるようになったと根拠のない自信を持ち始めた時期ですから、再度、自分自身を見つめるよいタイミングにもなったと思います。

小西様: 他人から変われと言われて「はい」と素直に変わるほど人は単純ではなく、何かに影響され自ら何かに気づくと、不思議と記憶に残り、腹落ちして成長に繋がっていくのだと思います。気づきが溢れ広がっていく、そうした新鮮な緊張感ある機会や場を経験・体験することは、人が育ち、成長していくうえで大切なことだと考えていますので、そういった意味でも、DIDの体験研修は期待に沿うプログラムなんだと思いますね。研修といっても、10年たち20年たって、記憶に残るものって少ないのではないでしょうか。このDIDの体験は、彼らの記憶の中に必ず残ると思いますね。

Q. 最後に、DIDの研修の今後のご利用の可能性や、他の企業様にお勧めいただける場合、どのようなグループ・シチュエーションが適していると思われますか?
小西様: 予算や実施の時期といった現実的な問題も確かにありますが、ひとりでも多くの社員がDIDを体験し、それぞれがすごく新鮮な気づきを実感する、着実に経験の輪を広げられるとよいと思いますね。

DIDを体験したメンバーには、直後から驚くほどの一体感が生まれているので、初めて会ったメンバー同士の関係構築や新たなチーム編成の際など、DIDは非常に有効な場だと思います。

会社でいえば、役員でも新人でも、それぞれに気づきがあり、効果はあると思いますが、特に役職や年齢が上の方にとっては、自分自身に謙虚に向きあう貴重な機会で、気づきが多く効果も大きいように思います。

また、普段自信過剰で、人のいうことに聞く耳をもたないようなタイプの人は、DIDを体験すると、自分に足りないものを実感し、「まだまだ勉強することがある……」と謙虚に反省できるようにも思いますね。調整が難しいとは思いますが、社内メンバー同士ではなく、他社の方々と異業種などで体験できると、さらに効果が大きいように思います。縦階層での気遣いのいらないフラットな関係・立場で入ることが重要ですね。

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東京海上日動火災保険株式会社
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