導入事例
トヨタ自動車株式会社様
トヨタインスティテュート 木内 瑞季 様
世界トップクラスの自動車販売台数を誇り、日本を代表するグローバル企業であるトヨタ自動車様。世界各国から選抜されたグローバル経営幹部候補の皆様を対象に、ダイバーシティ理解の研修としてご利用いただきました。

様々な気付きを意識や行動変革のきっかけに

Q. DIDの研修を導入された背景を教えてください
そもそものきっかけは、当社の役員がDIDを体験する機会があり、その後、この取り組みは社員教育に役立つのではないか、と紹介があったことでした。
そこでまずは、当部のメンバー数名で体験しました。体験を通じて感じたのは、暗闇の中ではより他者の能力や個性に気づきやすいということ、また視界が閉ざされることによってコミュニケーションの重要性が高まるということなど様々な気づきを得られるということでした。体験後に部内で検討した結果、コミュニケーション改善への気づきをはじめ、リーダーに相応しい人間性を身につけるきっかけになるのではとの思いから、毎年国内外から選抜される経営幹部候補を対象に行う研修のカリキュラムの一つとして導入することにしました。

Q. この研修の狙いは?
主に以下の2つを狙いとして、プログラムを導入しました。
1つ目は、自分とは異なる能力、個性を持った他者を受け入れることの重要性に気づいてもらうこと。2つ目は、自身のコミュニケーションの取り方を振り返り、足りない部分を見つけてもらうことでした。
まずは受講者がこれらの狙いに対する十分な気づきを得て、今後の意識や行動の変革につなげられることを期待して、今回の研修を企画しました。

チームビルディングや一体感の醸成に効果

Q. 研修の効果はいかがでしたか?
もともと受講してすぐに何らかの変化が現れる、効果が感じられるといった研修ではないと理解していましたし、これまでに様々な経験を積んできた管理職層を対象としているため、どれほどのインパクトを感じてもらえるかという不安もありました。
しかし実際に体験してみると、ほとんどの受講者がとても貴重な体験だったと受け止め、体験後に行った夕食会では口々に感じたことを熱く語ってくれました。
研修終了後にとったアンケートによると、受講者の多くが暗闇の中での自分の無力さを強く認識し、「普段どれだけ視覚に頼ったコミュニケーションをとっていたかを認識した」「自分が伝わっていると思って伝えている事も、相手が理解できなければ意味が無い」など、自身のコミュニケーションの取り方を振り返る機会を得たことが分かりました。
また、導入2年目から、プログラム実施のタイミングを研修開講日に変更しました。その結果、初日でしかも初対面の世界中から集まった他受講者に対し、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢を引き出し、チームビルディングや一体感醸成の効果が高いことが分かりました。

Q. 最後に、DIDの研修の今後のご利用の可能性や、他の企業様におすすめいただける場合、どのようなグループ・シチュエーションが適していると思いますか?

今年でプログラムの利用は3年目となります。受講者の内面を大きく変えるような成果は、すぐに現れるものではないと思いますが、そのための気づきを確実に得られるプログラムだと理解していますので、来年以降も継続して利用していきたいと思っています。
受講者からは「自分の部下と暗闇でコミュニケーションをとってみたい」「製品開発に活かせる可能性を感じる」などの感想もありました。 世界各国から参加した受講者の反応からみても、国籍・性別・世代に関わらず、どのようなグループ・シチュエーションにおいても何らかの気づきが得られると思います。