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Dialog in the Dark TOKYO 長期開催にあたり(2009.3) わずか8名のためだけにあるイベント。 今の世の中に最も必要なものであるはずだが最も成立しづらいプロジェクトである。 大量生産、大量消費の時代はすでに終りを迎えつつあるものの、この採算の合わないイベントは非合理なのだろう。 しかし私は常設展のあるヨーロッパのようにダイアログ・イン・ザ・ダーク(ダイアログ)をどうしても日本に根づかせたい。 15年前、日本経済新聞の囲み記事でヨーロッパには眼で見ない展覧会があることを知った。案内人は視覚障がい者。 チケットは完売状態にあり発案者のハイネッケ博士はこれを世界中に展開したいと願っているとある。私は衝撃を覚えた。 いわゆる健常者と障がい者の立場が逆転してしまうこと。そしてそのイベントを求めチケットが手に入らないということに。 時代はもうそれを求めているのだ。そう真の意味での対等を! 早速ハイネッケに詳細を知りたい旨と、日本でも開催したいことを記した手紙を書いた。 ハイネッケから承諾の返事はもらったもののそれからの歩みは遅く、遠くドイツで随分心配していただろうと思う。 しかしその温かい見守りと励ましが私や仲間を支えてくれた。いつかヨーロッパのように! ヨーロッパでは官・民がダイアログをサポートし常設を維持している。 我が国も同じ条件が揃ったなら社会が新しく変わるために一つの大きな礎となるだろう。 このイベントは体験者に様々な気づきと学びをもたらす。 現段階では入場料から運営費を賄う必要が大きくチケット代が高い。そのために参加者の方々への負担が多く本当に胸が痛い。 しかしいつかこの8名のためのイベントに国が力を貸してくれたならもっと多くの方が体験できる。 そして視覚障がい者達の自立と新しい雇用にも繋がるのだ。 私達はその常設が社会のインフラとして実現するその日が来るまで走り続ける。 ようやくダイアログは長期開催にまでたどりついた。苦しい時期にも力を貸し続けてくださった企業、仲間となってくださった 方達にこの場を借りて心から感謝をお伝えしたい。
DIALOG IN THE DARK JAPAN CEO
ソーシャルエンターテイメント・コンサルタント 金井真介 |
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